嗜好品文化研究会は、平成13年に正式に発足し、毎年テーマを変えて研究活動を続けています。また、1年間の研究の成果を披露する「嗜好品文化フォーラム」の開催、研究成果の出版などを行っています。
嗜好品文化研究会の活動(第2期)

年度 活動 詳細
平成21
年度
第3回研究奨励事業 申請受付期間:平成20年11月〜12月25日
研究期間:平成21年4月1日〜平成22年8月31日
審査決定:平成21年2月末日
研究奨励事業授与式および説明会(研究費交付):平成21年5月31日
研究成果中間報告:平成22年1月(予定)
「嗜好品文化フォーラム」にて口頭発表:平成22年5月(予定)
最終報告:平成22年8月末日
平成20
年度
第2回研究奨励事業 申請受付期間:平成19年11月〜12月25日
研究期間:平成20年4月1日〜平成21年8月31日
審査決定:平成20年2月末日
研究奨励事業授与式および説明会(研究費交付):平成20年5月25日
研究成果中間報告:平成21年1月
「嗜好品文化フォーラム」にて口頭発表:平成21年5月
最終報告:平成21年8月末日
平成
18─19
年度
第1回研究奨励事業 申請受付期間:平成18年11月〜12月29日
研究期間:平成19年4月1日〜平成20年8月31日
審査決定:平成19年2月末日
研究奨励事業授与式および説明会(研究費交付):平成19年5月12日
研究成果中間報告:平成20年1月
「嗜好品文化フォーラム」にて口頭発表:平成20年5月25日
最終報告:平成20年8月末日
『嗜好品文化を学ぶ人のために』出版計画


嗜好品文化研究会の軌跡(第1期)

年度 年間研究テーマ 嗜好品文化フォーラムのテーマ
平成17年度 嗜好品の人類文明史 「嗜好品の人類文明史〜時代を超え、海を越えて、世界を変えた嗜好品〜」
平成18年2月18日 於:東京・浜離宮朝日ホール
平成16年度 動物に嗜好はあるか 動物の好き嫌い、ヒトの好き嫌い」
平成17年2月26日 於:東京・銀座ガスホール
平成15年度 現代世界の都市社会における嗜好品 「現代都市・嗜好品のたのしみ〜ロンドン・パリ・ニューヨーク・ロサンゼルス・上海・東京」
平成16年2月21日 於:東京・銀座ガスホール
平成14年度 諸民族文化の中の嗜好品 「地球・嗜好品めぐり〜さまざまなたのしみの世界〜」
平成15年3月15日 於:東京・丸ビルホール
平成13年度 現代日本における嗜好品 「これからの嗜好品を考える〜『たのしみの時代』を拓くために〜」
平成14年4月13日 於:東京・銀座ガスホール

平成21年度第3回研究奨励事業


助成研究名 助成研究者 所属
「文学からみる近代日本におけるカフェ空間形成・伝達と嗜好品イメージの再編成について」 石川偉子 一橋大学大学院
「日本酒のブレンドと地域的産業発展 ─戦前期の灘・伏見を事例として─」 大島朋剛 東京大学大学院
「妊婦・授乳婦における嗜好品摂取の悩みと楽しみ ─現代日本の出産・育児に関する文化社会学的研究」 大淵裕美 奈良女子大学大学院
「琉球の茶の湯──薩琉外交にみる喫茶儀礼の展開」 中村幸 京都造形芸術大学大学院
「台湾原住民の宗教儀礼に利用されてきたアワ酒とビンロウの地方文化産業化過程に関する比較研究」 林 麗英 総合研究大学院大学

平成20年度第2回研究奨励事業


助成研究名 助成研究者 所属
「日本における食用金箔の史的変遷とその意義」 大平明子 学習院女子大学大学院
「フェア・トレードのコーヒー豆栽培に携わる先住民農民の文化人類学的研究─メキシコ・オアハカ地域における小規模生産者組合「クコス」の事例から」 武田和代 総合研究大学院大学
「20世紀初頭における塩の需要拡大と関東州塩業─食品工業塩需要への考察を中心とした嗜好品原料史研究」 前田廉孝 慶應義塾大学大学院
「エチオピアにおける嗜好品植物「チャット(Catha edulis)」の銘柄に関する研究」 山本雄大 京都大学大学院

平成19年度第1回研究奨励事業


助成研究名 助成研究者 所属
「山形県内における嗜好品的漬物の研究」 朝倉聖子 国士舘大学大学院
「占い菓子の嗜好に関する日米比較研究──フォーチュンクッキーと辻占菓子」 中町泰子 神奈川大学大学院
「ベトナム茶文化がつなぐ都市コミュニティとネットワークの形成」 長坂康代 名古屋大学大学院
「韓国酒類産業の海外進出に関する一考察──嗜好の異なる日本における眞露のマーケティング展開を中心に」 白珍尚 立命館大学大学院
「18世紀後半のフランスにおける賭け認識の変化──賭け批判と商業批判」 増田都希 一橋大学大学院

平成17年度研究テーマ「嗜好品の人類文明史」(肩書きは当時)

「嗜好品」のなかには、はじめ「薬」としてもちいられ、のちに「常用品」に変化していくものが少なくありません。多様な「嗜好品」が経験する誕生から普及にいたるプロセスを詳細に紐解くことで「現代の嗜好品」がたどる運命について考察しました。

第1回研究会 「嗜好品としての茶ともてなしの文化」角山榮(堺市博物館館長、和歌山大学名誉教授)
「コーヒー(嗜好品の文化人類学)」臼井隆一郎(東京大学教授)
第2回研究会 「中国のお茶について」井波律子(国際日本文化研究センター教授)
「東アジアの嗜好品」石毛直道(国立民族学博物館名誉教授)
第3回研究会 「新大陸の贈物 四つの嗜好品とその受容の社会的背景」生田滋(大東文化大学教授)
「シルクロードを往き来した食べ物・香料」菅谷文則(滋賀県立大学教授)
第4回研究会 「砂糖経済としての17・8世紀近代世界システム」川北稔(大阪大学大学院教授)
「フランスにおけるコーヒーと紅茶 〜七年戦争以後〜」鹿島茂(共立女子大学教授)


第5回嗜好品文化フォーラム 「嗜好品の人類文明史〜時代を超え、海を越えて、世界を変えた嗜好品〜」
平成18年2月18日 於:東京・浜離宮朝日ホール

記念講演「嗜好品と人類の近代」
鹿島茂

基調講演「嗜好品の誕生と普及のメカニズム」
高田公理

パネルディスカッション「嗜好品と人類の文明史」
コーディネーター:井野瀬久美惠
パネリスト:角山榮、鹿島茂、白幡洋三郎(国際日本文化研究センター教授)、藤本憲一
コメンティター:栗田靖之

 平成17年度研究成果の出版物はただいま準備中

平成16年度研究テーマ「動物に嗜好はあるか」

あらゆる動物には、それぞれの「嗜好」があります。動物学者や自然人類学者を招へいして、ひろく動物の嗜好とその進化について理解を深めるとともに、人類にとっての「嗜好品の起源」を考察しました。平成13年度、14年度、15年度と続けてきた現代に於ける人類と嗜好品の関係を、生命体としての人間における研究に引き戻すことで、未来の嗜好品を考えるための根拠と道筋を検討しました。

第1回研究会 「動物の嗜好」長谷川眞理子(早稲田大学)
「魚の味覚」山下智(鹿児島大学名誉教授)
第2回研究会 「ヒト化における食の進化」上野吉一(京都大学霊長類研究所)
「味覚の構造」山本隆(大阪大学大学院)
第3回研究会 「脳と味覚と嗜好品」中西重忠(京都大学大学院)
「食品と嗜好品」伏木亨(京都大学大学院教授)


第4回嗜好品文化フォーラム 「動物の好き嫌い、ヒトの好き嫌い」
平成17年2月26日 於:東京・銀座ガスホール

記念講演「動物の食と環境」
小原秀雄(女子栄養大学名誉教授)

基調講演「霊長類は何を好んで食べているか」
山極壽一(京都大学大学院理学研究科教授)

ペットの好き嫌い調査結果報告

パネルディスカッション
コーディネーター:高田公理
パネリスト:小原秀雄、山極壽一、伏木亨
コメンティター:栗田靖之

 平成16年度研究成果の出版物はただいま準備中

平成15年度研究テーマ「現代世界の都市社会における嗜好品」

前年度までの成果をふまえて、それらに比較しうる視点で世界各国の都市社会に力点をおいて調査を実施し、いわゆる「近代化」を達成した都市地域を中心に「現代世界における嗜好品」の状況について考察しました。


第1回研究会 「時代を映すミクロ・コスモス─博物館、タイムカプセル、そしてキオスク」
吉田憲司(国立民族学博物館)

アンケート調査の実施について
アンケート調査国内版(首都圏)の中間報告
キオスク調査国内版の中間報告
キオスク調査海外都市現地調査に向けて
第2回研究会 現地調査報告
アメリカ班(ニューヨーク、ロサンゼルス)
アジア班(ソウル、上海)
欧州班(パリ、ロンドン)
第3回研究会 各都市まとめ報告
アメリカ班(ニューヨーク、ロサンゼルス)
アジア班(ソウル、上海)
欧州班(パリ、ロンドン)
アンケート調査最終報告


第3回嗜好品文化フォーラム 「現代都市・嗜好品のたのしみ〜ロンドン・パリ・ニューヨーク・ロサンゼルス・上海・東京」
平成16年2月21日 於:東京・銀座ガスホール

記念講演「旅先で見つけた嗜好品」
泉麻人(コラムニスト)

パネルディスカッション
コーディネーター:高田公理
パネリスト:井野瀬久美惠、藤本憲一、疋田正博(株式会社シィー・ディー・アイ代表取締役)、吉田宏(株式会社ロッテ商品開発部次長)
コメンテイター:栗田靖之

 平成15年度研究成果の出版物はこちら 現代都市と嗜好品

平成14年度研究テーマ「諸民族文化の中の嗜好品」

前年度の成果をふまえて、平成14年度は国外に目を向けました。世界のさまざまな民族がどのように嗜好品を摂取しているか、またその民族にとってどんなものが嗜好品的であるのか、といったことについて、世界中にフィールドをもっている民族学者からの報告を受けながら、ひろく人類の生活と社会にとって嗜好品がはたす役割について考察しました。


第1回企画委員会 各フィールドでの嗜好品もしくは嗜好品的なモノ・ことについて

「パプアニューギニアの生活と嗜好品」
豊田由貴夫(立教大学文学部教授)

「台湾原住民の嗜好品─ビンロウを中心に」
野林厚志(国立民族学博物館民族学研究開発センター助手)

「ネパールにおける嗜好品」
南真木人(国立民族学博物館民族社会研究部助手)

「インド・ベンガルのさまざまな嗜好品」
村瀬智(大手前大学人文科学部教授)


第1回研究会 「イエメンを中心とした地域における嗜好品」
佐藤寛(アジア経済研究所経済協力研究部)

「コンゴ民主共和国ピグミーの嗜好品」
澤田昌人(京都精華大学人文学部)

「嗜好品とともに過ぎ行くエチオピア高地の一日」
重田眞義(京都大学アフリカ地域研究資料センター)

「酔わないイタリア、酔うギリシャ」
野村雅一(国立民族学博物館民族学研究開発センター)
第2回研究会 「西アフリカ・カメルーンにおける嗜好品」
江口一久(国立民族学博物館民族文化研究部教授)

「神と人、人と人とをつなぐモンゴル人の嗜好品世界」
小長谷有紀(国立民族学博物館民族学研究開発センター教授)

「シベリア、アムール川流域先住民の嗜好品」
佐々木史郎(国立民族学博物館民族学研究開発センター助教授)

「ブラジルの国民的な飲み物について」
中牧弘允(国立民族学博物館先端民族学研究部教授)
第3回研究会 「韓国における嗜好品」
朝倉敏夫(国立民族学博物館民族社会研究部教授)

「胆汁の苦味と糞便臭を楽しむ」
周達生(国立民族学博物館名誉教授)

「世界に根づいたメソアメリカの嗜好品」
北條ゆかり(滋賀大学社会システム学科教授)

「サモアのカヴァ」
山本真鳥(法政大学経済学部教授)
第4回研究会 「マダガスカルにおける嗜好品」
飯田卓(国立民族学博物館民族文化研究部助手)

「大昔からコカの葉を噛み続けてきたアンデスの人々」
関雄二(国立民族学博物館民族社会研究部助教授)

「パキスタンの嗜好品とルー・アフザ」
子島進(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科助手)

「タイ・ラオスのさまざまな嗜好品」
平井京之介(国立民族学博物館民族文化研究部助教授)


第2回嗜好品文化フォーラム 「地球・嗜好品めぐり〜さまざまなたのしみの世界〜」
平成15年3月15日 於:東京・丸ビルホール

特別講演「グレートジャーニーで出会った嗜好品」
関野吉晴(探検家・医師)

基調講演「諸民族文化のなかの嗜好品」
高田公理

パネルディスカッション「地球・嗜好品めぐり」
コーディネーター:栗田靖之(国立民族学博物館名誉教授)
パネリスト:佐藤寛、重田眞義、高田公理、村瀬智

 平成14年度研究成果の出版物はこちら 嗜好品の文化人類学

平成13年度研究テーマ「現代日本における嗜好品」

研究会では、まずわれわれの暮らす現代の日本において、嗜好品がどのような位置づけで人々にとらえられているのか、また日本でもちいられている嗜好品の実態を多面的に把握するため、国内のさまざまな性や世代の人達に、グループインタビューと2,000人規模のアンケート調査を行い、それをもとに議論を交わしました。


第1回研究会 特別報告「嗜好品としての清涼飲料水をめぐるマーケティング戦略とその可能性」
赤岡仁之(武庫川女子大学生活環境学部教授)

嗜好品に関するグループインタビュー中間報告
第2回研究会 基調報告「嗜好品とは何か」
吉田集而(国立民族学博物館地域研究企画交流センター教授)

報告「有用植物データベースから」
堀田満(西南日本植物情報研究所所長)

嗜好品に関するグループインタビュー最終報告
嗜好品についてのインターネット・アンケート調査中間報告
第3回研究会 報告「今秋の第7回ARISE国際シンポジウム(フランス)報告」
藤本憲一(武庫川女子大学生活環境学部助教授)

基調報告「情報産業社会における嗜好品」
高田公理(武庫川女子大学生活環境学部教授)

嗜好品についてのインターネット・アンケート調査結果報告


第1回嗜好品文化フォーラム 「これからの嗜好品を考える〜『たのしみの時代』を拓くために〜」
平成14年4月13日 於:東京・銀座ガスホール

基調講演「情報産業社会における嗜好品」高田公理
報告1 アンケート調査の結果から
報告2 グループインタビューの結果から

パネルディスカッション「これからの嗜好品を考える」
コーディネーター:高田公理
パネリスト:井野瀬久美惠(甲南大学文学部教授)、藤本憲一、藤原まり子(博報堂生活総合研究所)、鷲田清一(大阪大学大学院文学研究科教授)

 平成13年度研究成果の出版物はこちら なぜ「ただの水」が売れるのか