嗜好品文化研究会

嗜好品文化研究会は、平成18年度(2006)から、次世代の嗜好品文化についての研究振興を目的に、嗜好品のありようや可能性に関心を寄せる若手研究者の研究を支援する活動(研究奨励事業)を行っています。


[助成対象となる研究 ]
・ さまざまの時代、地域での嗜好品のありようをテーマとした文化研究を助成の対象とします。薬学・医学・栄養学的見地のみの研究は助成対象としません。
・ ここで嗜好品とは、栄養摂取のためではなく、愉しむことを目的に摂取するもののことです。酒、たばこ、コーヒー、茶・紅茶などがその代表とされます。しかし、通常は嗜好品と思われていないものでも、それに似た役割をはたしているものや行動については、嗜好品に準ずるものと考え、研究助成の対象としていますので、その物や行動がどのように嗜好品的であるかについて、申請書の中に叙述してください。
・ 海外調査をともなう研究も可です。
・ あくまで個人研究が対象です。 (共同研究、ならびに、助手アルバイトなどを動員した研究は助成の対象外)

[応募資格 ]
・ 研究開始時に日本の大学の大学院に在籍する学生が対象です。 (留学生を含む。来年度大学院進学予定者、あるいは休学中、海外からの出願も可)
・ 所属大学院指導教員の推薦書を添付してください。


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現在、公募期間中です。(平成30年度研究分)
公募要領はこちら   第12回研究奨励事業(研究助成)公募要領


(以下、所属は当時)
平成29年度 第11回研究奨励事業

助成研究名 助成研究者 所属
「起業家たちの模倣と創造 ──インドネシア・バンドゥンにおけるモダンなカフェの勃興現象を事例に」 荒木亮 首都大学東京大学院
「明治期における大衆のみかんの消費と需要 ──子孫繁栄を願う高級贈答品あるいは薬品から大衆の嗜好品へ」 伊藤大生 筑波大学大学院
「嗜好品から見る 福島で働く作業員の生活実態及び住民との関係の文化人類学的研究」 立花理砂 東北大学大学院
「嗜好品としての音楽コンテンツ ──CDを活用する同人音楽パフォーマーの実践から」 藤下由香里 大阪大学大学院
「近世煎茶書における中国茶文化受容の研究──上田秋成の『清風瑣言』を中心に」 梁 旭璋
(リョウ キョクショウ)
一橋大学大学院
平成28年度 第10回研究奨励事業

助成研究名 助成研究者 所属
「定住化したケニアの牧畜民による蜂蜜利用の変容 ──掠奪的採蜜から蜂群の維持へ」 稲角暢 京都大学大学院
「嗜好品としてのアイドルグッズとアニメグッズ ──台湾「哈日(ハーリー)族」が抱く「妄想」に関する文化社会学的研究」 張 瑋容
(CHANG Wei-Jung)
お茶の水女子大学大学院
「中国少数民族における茶の嗜好品化と流通ネットワークの形成 ──11〜13世紀の名山茶を通して─」 森本創 明治大学大学院
平成27年度 第9回研究奨励事業

助成研究名 助成研究者 所属
「身に纏う香りを楽しむ現代日本人 ──香りと人物の相互作用による対人認知への影響」 大沼 卓也 東北大学大学院
「近代日本における嗜好品としての「漫画」──「漫画の描き方」本および漫画通信教育を中心に」 鈴木 麻記 東京大学大学院
「愉しみの表象 ──ハバナの大衆音楽の場にみる嗜好品文化」 田中 理恵子 東京大学大学院
「山に暮らす人々の生活からみる茶文化 ──西米良村を中心に」 廣部 綾乃 龍谷大学大学院
「日本酒の味わい表現の研究」 福島 宙輝 慶應義塾大学大学院
平成26年度 第8回研究奨励事業

助成研究名 助成研究者 所属
「インドネシア・ジャワ島の食文化におけるテンペの嗜好品性」 小坂理子 東京大学大学院
「近代日本と中国の新聞からみる両国コーヒー文化の普及状況 ──東京と上海を中心に」 邱 月 上智大学大学院
「近代中国における煙草企業の競争と煙草市場」 曹 建平 北海道大学大学院
「戦時下の兵食にみる嗜好品の果たす役割」 巽美奈子 奈良女子大学大学院
「イスラーム世界における乳香の研究」 馬場多聞 九州大学大学院
平成25年度 第7回研究奨励事業

助成研究名 助成研究者 所属
「中央アジアで親しまれる馬乳酒『クムス』がつくり出す文化と人々のつながり」 岩垣穂大 早稲田大学大学院
「シベリア先住民の飲酒文化に関する社会人類学的研究」 大石侑香 首都大学東京大学院
「乳茶嗜好──中国の文人たちを中心に」 祁玫(チイ メイ) 一橋大学大学院
「高いからおいしいのか、おいしいから高いのか ──テキストマイニング、ネットワーク分析を用いた、ワインの価格決定メカニズムの検証──」 柳淳也 大阪市立大学大学院
「米国先住民教会の礼拝集会におけるペヨーテの共食と嗜好」 渡辺浩平 立教大学大学院
平成24年度 第6回研究奨励事業

助成研究名 助成研究者 所属
「おいしさ表現にみる日本語「甘い」についての一考察」 岡崎章子 京都府立大学大学院
「子ども向け化粧品の受容過程 —『ちゃお』の分析をとおして—」 小出治都子 立命館大学大学院
「「ユイムン」という嗜好品 ──沖縄における寄り物思想とマイナーサブシステンス」 高崎優子 北海道大学大学院
「北イタリアの都市トリーノとチョコレート ──ジャンドゥイオットの誕生をめぐって」 中島梓 立命館大学大学院
「居酒屋での「つまみ」選択に見られる嗜好性 ──日本と韓国の比較調査を基に──」 中田梓音 総合研究大学院大学
平成23年度 第5回研究奨励事業

助成研究名 助成研究者 所属
「近世江戸における醤油の市場と嗜好 ──野田・高梨家の多ブランド化について」 石崎亜美 慶應義塾大学大学院
「北インドにおける肉食の慣習に関する人類学的研究」 岡田朋子 筑波大学大学院
「油茶に見られる地方文化生成過程と社会関係 ──広西壮族自治区のトン族を例に」 金 裕美 宇都宮大学大学院
「茶道における喫煙の受容史」 宮武慶之 同志社大学大学院
「エスニックマーカーとしての魚類の発酵食品 ──カンボジアの少数民族ラオ人によるクメール人との差異化をめぐって」 山崎寿美子 筑波大学大学院
平成22年度 第4回研究奨励事業

助成研究名 助成研究者 所属
「茶をめぐる生産地と消費地の相互関係 ──ミャンマーにおける食用茶の嗜好品化と茶生産者パラウン人の民族表象の背景」 生駒美樹 東京外国語大学大学院
「カラオケ行動の性差・世代差・地域差に関する研究」 梅原裕香 武庫川女子大学大学院
「アイヌにおけるタバコ ──文化史的研究」 張 慶在 北海道大学大学院
「ザンビア・農耕民トンガの子供から老人までが愉しむ「甘い酒」チブワントゥ」 成澤徳子 京都大学大学院
「炭酸飲料ガラナの比較社会学的研究 ──なぜコアップガラナは北海道に定着したのか」 安井大輔 京都大学大学院
平成21年度 第3回研究奨励事業

助成研究名 助成研究者 所属
「文学からみる近代日本におけるカフェ空間形成・伝達と嗜好品イメージの再編成について」 石川偉子 一橋大学大学院
「日本酒のブレンドと地域的産業発展 ─戦前期の灘を事例として─」 大島朋剛 東京大学大学院
「妊婦・授乳婦における嗜好品摂取の悩みと楽しみ ─現代日本の出産・育児に関する文化社会学的研究」 大淵裕美 奈良女子大学大学院
「琉球の茶の湯──薩琉外交にみる喫茶儀礼の展開」 中村幸 京都造形芸術大学大学院
「台湾原住民族の宗教儀礼に使われてきたアワ酒とビンロウの地方文化産業化過程の比較研究」 林 麗英 総合研究大学院大学
平成20年度 第2回研究奨励事業

助成研究名 助成研究者 所属
「日本における食用金箔の史的変遷とその意義」 大平明子 学習院女子大学大学院
「フェア・トレードのコーヒー豆栽培に携わる先住民農民の文化人類学的研究─メキシコ・オアハカ州における小規模生産者組合の事例から」 武田和代 総合研究大学院大学
「20世紀初頭における塩の需要拡大と関東州塩業─食品工業塩需要への考察を中心とした嗜好品原料史研究」 前田廉孝 慶應義塾大学大学院
「エチオピアにおける嗜好品植物「チャット(Catha edulis)」の銘柄に関する研究」 山本雄大 京都大学大学院
平成18─19年度 第1回研究奨励事業

助成研究名 助成研究者 所属
「山形県内における嗜好品的漬物の研究」 朝倉聖子 国士舘大学大学院
「占い菓子の嗜好に関する日米比較研究──フォーチュンクッキーと辻占菓子」 中町泰子 神奈川大学大学院
「ベトナム茶文化がつなぐ都市コミュニティとネットワークの形成」 長坂康代 名古屋大学大学院
「韓国酒類産業の海外進出に関する一考察──嗜好の異なる日本における眞露のマーケティング展開を中心に」 白 珍尚 立命館大学大学院
「十八世紀後半のフランスにおける賭け認識の変化──賭け批判と商業批判」 増田都希 一橋大学大学院